Bスポット療法

Bスポット療法は、喉の奥にある鼻咽腔、または上咽頭と呼ばれる場所にお薬を塗る治療法です。

鼻咽腔(上咽頭)は一般にのどちんことよばれる口蓋垂(こうがいすい)の裏の上部にあたる部分で、ここには咽頭扁桃(いんとうへんとう)というリンパ組織があります。 リンパ組織は、病原体に対する免疫を作ったり、病原体が体内に入ったりするのを防ぐ役割を持っています。この咽頭扁桃は、呼吸をする時に一番初めに空気が入る鼻咽腔にあるので、 一番初めに空気に接するリンパ組織であるということが言えます。
そのため、空気に含まれる細菌やウイルスの影響を受けやすく、炎症を起こしやすい部位です。

>Bスポット療法 部位

炎症を起こしている鼻咽腔(上咽頭)に塩化亜鉛という炎症を鎮める効果のあるお薬を塗ることで、のどの痛みや、のどの違和感の症状の改善が期待できます。

対象となる症状

・のど風邪
・咽頭炎(のどの痛み)
・のどの違和感
・後鼻漏(鼻水がのどの奥に垂れる感じ)

Bスポット療法の注意点

Bスポット療法では、炎症が起きている鼻咽腔(上咽頭)に直接「けんめんし」という長い綿棒のようなものでお薬を塗りますので、痛みに加えて多少の出血がある場合があります。 出血といっても、鼻水やつばがピンク色になる程度で心配はいりません。
痛みが強いこともありますが、それだけ炎症が強いということですので、しっかりと治療しましょう。

当院でのBスポット療法の施術について

当院では患者様の希望を伺った上で、診察を行いBスポット療法の必要が認められた患者さんに施術を行います。

初診時は、まずBスポットの細菌検査を行います。(結果は7日後に出ます)

1回目のBスポット療法はファイバースコープで見ながらゆっくり処置を行います。
1回目に限り少し時間がかかりますので予約(午前診の終了後)での実施になります。
2回目以降は通常の外来でファイバースコープは使用しないで処置をします。その後、週に1~2回の治療を目標として計10回ほど実施します。

また、上咽頭の状態は月1回程度、ファイバースコープを用いて確認します。この場合は検査費用が発生しますことをご了承ください。

<患者様に知っておいていただきたいこと>
当院ではのど風邪、のどの痛み、違和感、後鼻漏といった症状が長引いている方に対して、患者様と相談の上、Bスポット療法を実施しております。
なお、Bスポット療法は万能の治療ではなく、あくまでも従来の耳鼻科領域の診療の補助的な位置づけであることをご理解ください。