レーザー

治療法

当クリニックでは、「花粉症」「アレルギー性鼻炎」に対して、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりの改善を目的としてレーザーによる鼻粘膜を焼く治療を行っています。特に鼻詰まりに対しての効果が認められています。

レーザー治療による有効期間は人により異なりますが平均して1年~2年持続しますが、個人差があります。効果がなくなってきた場合、繰り返し同じ手術をして効果を得ることができます。

当院では特に、花粉症を含むアレルギー性鼻炎に対してレーザー治療を行っています。

予測されうるメリット・デメリット・代替治療を含めて説明した上で、ご本人自身に治療を受けるか否かの決定をして頂いております。時々季節性に症状が出るだけの方、短期間の処置や服薬で症状が治る方にはお勧めしておりません。

※手術をする時期は、スギ花粉症の方ではシーズン前の11月~1月下旬までになります。ダニ・ホコリの通年制アレルギー性鼻炎の方は、比較的症状が出にくい7月~9月が良いでしょう。

2~4月はスギ花粉の季節の為、当耳鼻科でのレーザ治療を施行しておりませんのでご了承ください。症状が出てからでは、鼻粘膜が焼けにくく効果がよくありません。

レーザー治療の有効率は約90%と言われています。残念ながら、約10%の人は手術しても自覚症状が変わらないと言われています。その場合は鼻の粘膜を一部、切り取る手術などを受けてもらうために紹介することもできます。

レーザー治療の流れ

① 初診・問診

レーザー治療の適応となるか、アレルギーの原因を調べたり(採血によるRAST検査)、鼻の中の詳細な診察を行います。(レントゲン検査・鼻腔ファイバースコピー)他の疾患(副鼻腔炎や、鼻中隔彎曲症等)による影響であれば個人個人に合わせた治療法をご提案いたします。以前にアレルギー検査を施行された方はデータをご持参下さい。

② 手術
1.局所麻酔

鼻粘膜にスプレーをします。このスプレー液は血管収縮作用の薬液です。
次に、麻酔液を浸した細長いガーゼを数枚ずつ鼻腔内に入れ、留置することで粘膜表面の麻酔を行います。麻酔をしっかりするために麻酔液は多めにガーゼに染みこませてありますから、薬の一部は鼻からのどの方へ廻ると場合により口の中が苦く感じることがあります。量はそれほど多いものではなく、飲み込んでも害はありません。薬がのどに廻ることで、口の中やのどの粘膜も麻酔され、歯が浮いたような感じや、唇が痺れた感じをすることがありますが約60分ほどで麻酔が切れると消失します。そのままで約20~30分程度お待ちいただくと鼻粘膜の麻酔が完了し、レーザー治療を行うことが出来るようになります。

2.レーザー治療

レーザー治療は煙の発生があり、治療中は焦げ臭いにおいが気になると思いますが、煙を吸引してなるべくのどに吸いこまないようにしております。

手術中はジリジリという粘膜が焦げるような小さな音とわずかな刺激はあります。粘膜表面麻酔だけでは痛みや強い刺激感を感じるようであれば再度塗布麻酔を追加します。
レーザー治療は片方の鼻で5分くらい、両鼻でも10分程度で終了します。

治療当日はシャワーにしていただき運動も控えていただきます。水泳の場合は3日間控えていただいております。
当日軽度ですが痛みを感じる人がまれにありますので、痛みが不安な方には、念のために消炎鎮痛剤の頓服を処方しています。

3.レーザー手術後

照射すると、反応性に鼻粘膜が腫れ7日間程は反応として鼻水、鼻づまりが逆にひどくなります。強く鼻をかむと鼻血が混じることがありますので、注意が必要です。術後1、2週間はレーザー照射した鼻粘膜表面にゼリー状のかさぶたが付着してOKです。
そういったかさぶたは経過と共に剥がれていきます。無理にとってもすぐにまた付着しますから、レーザー処置後の数日の鼻づまりはやむを得ないものとご理解ください。
経過中にひどい鼻づまりや痛みなど、手術に伴う不快な症状が出ることがあります。そうした辛い症状がでている場合には、鼻の処置を受けていただくことで症状が改善します。当院においては術後の多量出血や、他の重篤な副作用は、現在までのところ経験しておりません。手術の当日のみ出血が後で出てくる事があるといわれているので、念のため術後に医師の携帯電話の番号をお知らせしています。

また経過で追加焼灼を要する例(術後数年経過している場合や初めの手術で効果が少なく追加照射を希望された場合)はあります。当院での悪化例はありません。

③ 約1週間後の診察

鼻の中の炎症産物であるかさぶたを除去したり、色のついた鼻水がつくことがあるので、清掃いたします。
この時期には手術後の一過性の鼻つまりも、かなり解消されているでしょう。少しずつ鼻をかんでいっても大丈夫ですが、無理に自宅でかさぶたをとらないよう、お願いしております。

④ さらに2週間後の診察(かさぶたが多い場合のみ)

残りのかさぶたを清掃します。
この時点では鼻の通りもかなり改善されているでしょう。
鼻の中の診察が順調であれば終了となります。