お子様の診療

当院のお子様の診療について

お子様の診療について、診察の流れを中心に当院の方針を紹介します。

子供は体が成長段階にあり、免疫機能が大人に比べて未発達であったり、例えば「耳管」と呼ばれる鼻と耳を繋ぐ管が大人より太くて短いなど、体の構造も大人とは少し違うところがあったりします。
そのため当院では一見すると症状が無いような部位や、保護者の方も気が付いていないような部位も含めてしっかりと診察をするようにしています。

詳しくは下に記載しています診察の流れをご覧ください。


診察の流れ

当院の「基本的」な小児診療の流れです。
症状や状況によっては診察の内容や順番が変わりますのでご了承ください。

1.耳の診察

当院ではまず鼓膜の状態を確認致します。
大抵の場合鼓膜の状態を確認するために耳掃除から診察を始めます。
※もちろん耳掃除だけでも受診していただけますのでお気軽にご来院ください。

先ほどもお伝えしましたが、子供は耳管と呼ばれる器官が未発達のため鼻水が鼓膜の奥の“中耳”に入りやすく、よく「中耳炎」にかかります。
“ただの風邪だけ”と思っていても、風邪から中耳炎になってしまっていることが子供ではよくあります。
やっかいなことに「中耳炎」の中には耳の痛みがあまり無い「滲出性中耳炎」があり、これは発見が遅れると「耳の聞こえ」に悪影響を与えます。
それら以外にも耳の疾患が隠れていないか確認するために鼓膜の確認から始めさせていただきます。耳掃除の時には、場合により複数のスタッフがお子さんの頭を固定します。これは耳掃除でお子さんが動いてしまうと耳の穴を傷つけてしまわないようにするためです。
初めて来院される保護者の方はびっくりされるかもしれませんが、なるべく優しく頭を固定していますので、ご理解をお願いします。

2.口内の診察

喉の炎症以外に、鼻から喉に流れる鼻水が咳などの原因になることがあります。
喉やせきの症状にのみ注意をしてしまうと、さらに奥に隠れている疾患を見逃してしまうことがありますので、口内および鼻から鼻水が流れていないかの確認を行います。

3.鼻の吸引(大抵この処置で初めての子供さんは泣きますので最後に行います。)
鼻水は体の中に入った細菌やウイルスを体外に排出する役割を持ちますが、小さなお子様や、鼻を上手くかめない子供は鼻の奥に鼻水が溜まってしまいます。
溜まった鼻水は「中耳炎」や「副鼻腔炎(ちくのう症)」の原因になることがあります。鼻内をみるだけでは奥に鼻水があるかどうかがわからない事もあるので、鼻の中を確認して鼻水の吸引を行います。また鼻水の症状が無くても奥にドロッとした鼻水がたまっている場合もよくあります。

初診時や久しぶりに受診された場合は全ての子供の患者さんには鼻の吸引を行います。鼻の吸引を行う時は奥に溜まっている鼻水までしっかりと吸引する必要があります。当院ではお子様には、柔らかいシリコン製の吸引管を使用しています。しかし、鼻の吸引を嫌がって暴れたり、鼻の中の組織が弱いお子様は出血することがありますが、止血処置を行いますので、ご安心ください。
子供を抱っこしている保護者

お子様のお薬について

子供は大人に比べて免疫機能が未発達であり、体力も少ないためお薬を最後までしっかり飲み切ることが非常に大切です。
もちろん大人の方も処方したお薬を飲み切っていただくことが大切ですが、特に薬を嫌がるお子様などは症状が治まった時に服用を辞めてしまうケースがあるように感じます。
そうすると、原因が完治していないので症状が再発してしまったり、別の疾患に移行してしまったりとかえって治療が長引く場合があります。

市販のお薬を飲みやすくするゼリーや以下のサイトのような手作りゼリーの利用などでお薬を飲みやすいように工夫していただき、処方したお薬を飲み切るようにしてください。
処方薬を飲み切っていなくても症状が気になる時や、他に気になる点がある場合はお気軽にご来院ください。

お薬を飲みやすくする手作りゼリーのレシピ