大阪府 交野市 いかい耳鼻咽喉科JR河内磐船駅前の耳鼻咽喉科 花粉症 中耳炎 アレルギー性鼻炎 蓄膿症 ちくのう症

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0歳からの小児診療

子供は免疫機能が十分に発達しておらず、体も未発達なため様々な病気にかかりやすくなります。
生後10か月頃までは母親の抗体が「へその緒」や「母乳」から運ばれるため、病気にかかりにくい状態を維持できると考えられています。

それ以降は徐々に母親の抗体の効果が薄れていくため、自分で抗体を作って免疫を強化する必要があります。
生後6か月以降~2歳頃までに多少免疫力が高まるものの、大人に近い状態になるのは6歳頃となります。

小児は、風邪かな?と思っていると中耳炎、副鼻腔炎、扁桃炎などの病気になっていることがありますので、重症化する前に耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めいたします。

0歳児から診療

当院では、0歳児から診療を行っています。
10か月を過ぎたくらいから、「耳をさわる」「鼻水が止まらない」「のどを痛そうにしている」などの症状があり、気になるようでしたらお気軽にご相談ください。
また、「耳掃除だけ」でもご遠慮なく受診してください。

鼻の吸引について

幼小児は粘膜が敏感なので鼻水がたまりやすいのですが、上手く鼻をかむことができないので、鼻水が大人に比べてよく溜まります。
鼻水が溜まってしまうと、耳管と呼ばれる鼻と耳を繋ぐ管を通して耳に細菌などが感染します。そうなると、中耳炎になってしまいます。

子供の耳管は大人に比べて太く、傾きが水平です。
そのため、鼻から耳に細菌が入りやすく中耳炎になりやすいです。
溜まった鼻水を吸引することは、風邪の早期治療や、副鼻腔炎、中耳炎の予防に効果が期待できます。

耳鼻科ではお子様に対して専用の器具を用いて鼻水を吸引(鼻吸い)し、なかなか取りづらい鼻の奥の鼻水を吸引することができます。

また、鼻がつまると口呼吸になり、のどが乾燥してのどの炎症を起こしやすくなりますし、鼻をすすると鼓膜に引っ張られる圧がかかり耳の状態が悪くなることもありますので、出来るだけ鼻水の吸引をしてあげる方が良いでしょう。

ご自宅で市販の吸引器でしっかりと吸えているか不安であったり、吸引が困難である場合は「鼻の吸引のみ」だけでもご遠慮なく受診してください。

当院では子供の鼻の吸引に

  1. 通常は、シリコン製の柔らかい吸引管でなるべく奥まで吸引するようにしています。

  2. どうしても怖がったりするお子様の場合は、『オリーブ吸引管』で鼻の前だけを吸引しています。

  3. また、生まれたばかりのようなお子様には、特注の極細のシリコン製の吸引管を使用することもあります。

通常は①のシリコン製の吸引管を使用し、なるべく奥にある鼻汁を吸引するようにしていますが、特に凄く怖がったりするお子様の場合に限り、②の『オリーブ吸引管』で鼻の手前のみの吸引にとどめる場合もあります。
ご希望がある場合は、診察時に『オリーブを希望』とお伝えください。

お子さんのお薬について

当院では小児患者さんへの処方については、保護者の方のお考えを取り入れながら、専門知識に基づいて処方を決めております。
症状が長引く場合はお子様でも服用できる漢方薬(苦くない漢方薬もあります)を処方する場合もあります。

また、抗菌薬(抗生物質)を処方する際は、診察をして実際の患部を見て、症状を確認した上で必要に応じて処方致します。
近年、抗菌薬の適正使用(不必要な抗菌薬を使わない事)が話題になっていますが、前述したとおり小児は免疫力が弱く、必要と判断した場合には処方をしています。

抗菌薬は適正に使用しないと耐性菌が発生する可能性があり、その子にとって本当に必要な時に適切な抗生剤が使えないという事態が懸念されます。
症状が治まったからといって医師の指示を守らずに服用を途中でやめると体内に残っている細菌に耐性ができ、症状が再発した時に同じお薬を服用しても効果が無くなることがあります。

ですから、抗菌薬を処方された際は、指示された通りに服用することはもちろん、次回の通院の指示を守っていただくことが大切です。

お子さんの安全な抱き方

診察の際には、様々な器具を使って処置や治療を行います。
そのため小さなお子さんが受診される場合は保護者のご協力が欠かせません。
動いたり、暴れたりすると、診察が十分にできないだけでなく、ケガをしてしまう恐れがあります。
そのため、当院では保護者の方にお子さまの手足をしっかり押さえてもらった状態で診察を行っています。

  1. まず保護者の方はお子様の足を両足ではさみ、足が出ないように足首でクロスしてください。
  2. お子様の手の甲を片方ずつしっかり握って、「ギュッと」おなかのあたりで支えてあげてください。

のけぞらない

のぞきこまない

診察が始まったら、手をトントンとあやさない

※診察中は危ないですので、お子様の手をしっかり握ってあげてくだい。

保護者の方が妊娠中であったり、その他の事情でお子様の固定が難しい場合は、スタッフがお子様と一緒に座りますので、診察前にお伝えください。

耳そうじ

小さなお子さんの耳は小さく、ご家庭での耳掃除は耳を傷つけてしまったり、耳あかを奥に押し込んでしまう事になり、かえって掃除しにくくなります。

お子さんの場合、耳垢をとってみると、その下に中耳炎など他の病気が隠れていることもあります。また耳掃除でつい触りすぎてしまうと、外耳炎や外耳道湿疹になることがあります。
そうならないためにも、耳掃除が難しいお子様の場合は、自宅では無理に耳掃除をせずに耳鼻咽喉科で定期的に耳のケアを受けるようにしてください。

個人差はありますが、耳掃除が難しいお子様の場合は3ヶ月~6ヶ月に1回程度耳垢を取ることををおすすめしています。

当院では、鼻やのどの症状でご来院された子供や赤ちゃんを診察する際にも、耳や鼓膜の状態を確認しています。
そこで耳垢が多い場合や、耳の穴が詰まって鼓膜が観察できない場合は耳掃除をしています。

拡大鏡を使用して耳の状況を確認し、ピンセットや吸引管を使用して耳垢を除去します。また、耳垢の詰まりが強い場合は、無理にピンセットなどで除去せず耳の中に耳垢を軟化する薬を入れてから除去します。

耳掃除をご希望の患者様は受付でその旨をおっしゃっていただければ、耳垢を取りますので、お気軽に受付にお申しつけください。

耳掃除について
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